プログラミング C()5 2017 11 11

「プログラミング C()4 2017 10 28」の続き

「数学との違いは、代入」
 代入は、数学でも使うから、
プログラミングは、数学と同じではないかと思うかもしれません。
しかし、プログラミングの代入は、ちょっと違うのです。
 数学では、「1 + 2 = 3」と書きますが、
プログラミングの発想では、「3 = 1 + 2」となります。
つまり、「1 + 2」の結果が入って「3」になるとなります。
 これでは、数学と大差がないと思うでしょう。
だから、「a」という記号を使うと、
数学との違いが、はっきりします。
 プログラミングでは、「a = a + 1」と書きます。
数学的に考えれば、「=」ではなく、「<」ではないかと思うでしょう。
 しかし、プログラミングの「=」とは、「代入」という意味です。
「a + 1」の結果を「a」に入れるという意味です。
ここが数学的に考えてしまうと、わかりにくいかもしれません。
 さて、どう考えればよいか。
ここは、数学的に考えるのではなく、
コンピューターの構造を考えるべきです。
 コンピューターには、メモリという一時記憶領域があります。
そこに、データを記憶させる必要があるのです。
 データを記憶させる箱(領域)に「a」という名前をつけたとします。
そうすると、「a」という箱に「1」を加えたと考えてもよいでしょう。
 ここで、注意が必要なのは、
いかにもコンピューターらしい問題があります。
 メモリという記憶領域に「a」という領域を確保した時に、
「a」という箱が、最初から「0」だったらよいのですが、
確保しただけでは、その箱に何が入っているか、わかりません。
 もし、「空白(スペース)」が入っていると厄介なことになります。
「空白(スペース)」とゼロは、別の扱いになります。
 これは、土地で考えればわかりやすいでしょう。
土地を区画で区切ったとしても、
地面は砂利だったり、泥のままだったりするでしょう。
土地を使うときは、整地をしたり、アスファルト舗装するでしょう。
 コンピューターのメモリという「土地」も、
こういう「整地」が必要でしょう。
 そういうわけで、「a」という箱(区画)を用意したら、
まず箱の中をゼロクリアしてから、「1」を加える必要があります。

「昔は、スーパーでパソコンが売られていた」
 そういう時代があったのです。
自宅近くのダイエーやイトーヨーカ堂で、
パソコンを売っていました。
 当時は、パソコンといっても、
安いものでも、10万円以上だったので、
売れれば、利益が大きかったと思います。
今のようにパソコンの安売りはなかったです。
 それに、ワープロソフトの「一太郎」がバージョンアップすると、
やはり、スーパーで売っていました。
 しかも、エスカレーターを降りたところに、
目立つように積み上がっていました。
 パソコン雑誌が、コンビニエンスストアで、
何種類も置いてある時代ですから、
パソコンやソフトをスーパーで売っていても、
不思議はなかったのです。
 あの当時、よく売れていたパソコン雑誌は、
「ASAHIパソコン」と「Hello!PC」だったと思います。
駅の売店でも売っていました。

それでは、続きは、次号で。



































































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